あおり運転対策でドライブレコーダーと損保の連携進む

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出典元: VEZO 360 (C) GetNaviweb
“あおり運転”の対策にはドライブレコーダーが役立つ。損保の特約が光る?
ここ最近急増する”あおり運転”による交通事故が大きく報道されたことから需要が伸び、正比例して売上台数も伸びたのが、車に搭載して車内外の様子を録画できる『ドライブレコーダー』です。
“あおり運転”への有効な対策として全国でニッポンレンタカーなどでも標準装備されつつあるという、通称『ドラレコ』が、ここ最近注目を浴びています。
大手損保(損害保険)各社でも、『ドラレコ』貸与といった、自動車保険の特約での提供によって、、契約件数が伸びているようです。
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“あおり運転”対策にはドライブレコーダーが必須。大手損保の貸与戦略。

(※記事は現時点での情報であり、最新のものとは異なる場合があります。また、人物については、敬称略にて記載させていただいております。何卒ご了承願います)

社会問題化している”あおり運転”について。

ここ最近急増し、問題視されている”あおり運転“とは、自動車などの運転中に、車間距離を極端に詰めたり、幅寄せを行ったりする行為のことで、この”あおり運転”を故意に行うことは、”あおる”側に、激怒などのある種の感情のコントロールができていない状況下に置かれていることや、犯罪に巻き込む意図がある、ということが考えられますので、危険運転による死亡・暴行事件などに発展する可能性が高くなることから、警察の取り締まり強化に加えて、”あおり運転”による被害者にならずに済むように、個々の車の所有車や運転者自身が、緊急に対策を講じることが先決とされています。

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また、最近では逆に、わざとゆっくり走って相手を怒らせて、ドラレコ(ドライブレコーダー)に録画して晒すという”あおらせ屋“なども出現しているといいます。
撮影した動画のYouTubeなどでの投稿を目的とした『愉快犯が、世間には確かにいるのだと、名付けて『ドラレコモンスター』なる”あおらせ屋”には要注意などの注意報が出されてもいるようです。

“あおり運転”対策に必携。ドライブレコーダーとの連携に光明を見出す損保の今。

世間を騒がせた”あおり運転”事件。

茨城県守谷市の常磐自動車道

2019年8月10日、午前6時すぎ、常磐自動車道で”あおり運転”暴行事件が発生しました。

容疑者を特定した茨城県警が傷害容疑で逮捕状を取ると、全国に指名手配し、大阪府などで不動産事業を手掛ける会社経営者・宮崎文夫(43)容疑者の顔写真が公開されました。

事件詳細は、神奈川県横浜市の輸入車ディーラーから貸し出され、期限内に返却できずにいた外国製の高級車SUVで常磐自動車道を走行中に、”あおり運転”に発展。

被害者の車を停止させると、容疑者は降車して「殺すぞ」などと脅しながら相手の車に近づき、運転していた被害者の男性(24)の顔を窓越しに殴って、鼻から流血させる怪我を負わせ、その暴行の様子を、宮崎容疑者の車には同乗していた女性が携帯電話で撮影していたとも報じられました。

また、事件の一部始終は、車内搭載のドライブレコーダーの映像に収められていたそうです。

逃走した宮崎容疑者は18日午前に、大阪市東住吉区の路上で、茨城県警によって、傷害容疑で逮捕されました。

ネット上では、この宮崎容疑者のものと思われるSNSアカウントに対して揶揄する投稿や、何千件もの批判コメントなどが相次ぎ、炎上し続けました。

堺市南区の大阪府道

昨年7月、大阪府道にて、乗用車による大型バイクへの”あおり運転”による事件が発生しました。

乗用車を運転中の男が、大型バイクに追い抜かれたことに立腹して、その追い抜いた大型バイクに”あおり運転”を続け、相手を死亡させるかもしれないと認識しながら、約1分後に車を時速96~97キロで故意に大型バイクに追突・転倒させて、相手の男性を脳挫傷などで死亡させたもので、加害者の男は、現場に駆け付けた捜査員に、“自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)”容疑で現行犯逮捕されています。

神奈川県の東名高速

2017年6月、東名高速にて、他の車にあおられて停止したワゴン車が、大型トラックに追突され、夫婦が死亡しています。

神奈川県の東名高速

2019年9月、東名高速にて、ワゴン車で乗用車にあおり運転を行ったうえ、エアガンを発射した事件でワゴン車の運転手が逮捕されています。

関連記事:あおり運転しエアガン発射の男が逮捕 犯人と動機を解説

関連記事:あおり運転しエアガン発射の男が逮捕 罪状どうなる

“あおり運転”対策は大丈夫?ドライブレコーダーの貸与を決めた損保の特約について。

“あおり運転”への対策に効果的なのは、『ドライブレコーダー』。

世間のドライバーは、自身が”あおり運転”された場合の対策として、『道を譲る』や『路肩に停車』、『充分な車間距離を取る』や『急な割り込みをしない』、『コンビニなどの施設に逃げ込んだ』などの『他の道に逃げた』などといった対処を挙げていますが、中でも光るのが、『ドライブレコーダーやスマホで撮影』といった対応策です。

『ドラレコ(ドライブレコーダー)』の購入&設置について。

“あおり運転”による交通事故が大きく報道されたことから需要が急増したのが、車に搭載して車内外の様子を録画できるという、この『ドラレコ(ドライブレコーダー)』です。

基本、前と後ろに設置した方が良いとされています。

2017年には100万台を超える販売数で、売上は年々伸び、特に”魚眼レンズ付き360度対応型”や、前後撮影が可能な”2カメラ型”などの、前方だけではなく幅広く録画できる商品が好調な売れ行きのようです。

平均価格は、1万4千円で、3万~5万円の価格帯も人気が高いようです。

Vezo 360 – World's Smartest Dash Cam Powered by AI
 動画はサンフランシスコを拠点とする企業『ArVizon』が開発した360度ドライブレコーダー
(※交通事故や”あおり運転”に遭遇した場合だけではなく、車上荒らしやいたずらなどにあった場合でも活用できる優れ物で、車に取り付ける防犯カメラのような役目を果たします)
『VEZO 360』が179ドル(約1万9300円)…2019年9月から配送予定。
『VEZO 360AI』が229ドル(2万4700円)…2019年11月から配送予定。

“あおり運転”対策にドライブレコーダーが心強い味方に。損保が打ち出すドラレコ貸与。

ニッポンレンタカーでも全車にドライブレコーダーを標準装備する手はずを整えているといったように、関連企業が”あおり運転”対策のニーズに応える動きが出ています。

『ドラレコ』貸与に乗り出した大手損保の特約が右肩上がり。

大手損保(損害保険)各社が、自動車保険の特約で提供している『ドライブレコーダー』を使った”あおり運転”対策を相次ぎ打ち出しているそうです。

事故が起きた際の自動発報や、過失割合の算定、それ以外にも『ドラレコ』の用途が広がっているとかで、契約件数が伸びているそうです。

東京海上日動火災保険は10月から新機能を追加。

“あおり運転”の被害に遭った際には、『ドラレコ』のボタンを押せば、提携している警備会社のオペレーターに連絡が可能のようで、「状況に合わせた適切な助言が受けられるほか、警察への通報も依頼できる」と同社はコメント。

三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険。

5月には、車両後方の映像を録画できる新機能を加えたようで、顧客が後方用の専用カメラを購入すれば、パッシングや車間距離を詰められるといった後方からの悪質行為を逃さず録画できるとしています。

ドラレコ付帯の保険は、販売約8カ月で、契約件数が約18万件を超えたそうです。

損保ジャパン日本興亜。

事前に登録している連絡先に緊急事態であることを連携できる機能を追加したといい、ボタンを押した際、前後、計15秒の映像と位置情報を送信可能だとしています。

「受信側が状況認識し、代わりに警察に通報するなどの手段を講じられる」と説明。

“あおり運転”対策、ドライブレコーダー貸与の損保の特約も、『ヘルプネット』搭載の新型車には、お得なプランを期待できないか?

再び注目を集める『ヘルプネット』。

『ヘルプネット』とは、日本緊急通報サービスが提供する事故自動通報システム(ACN)のことで、急病時や車両の故障時などには”ボタン1つ”によって、またはエアバッグが展開するような突然の事故が発生した場合にも”エアバッグ展開”されることによって、その場所・時間などの車両の位置情報が専門オペレーターへ自動送信されたり電話で通話できたりもすることにより、警察や消防に取り次ぎが行われ、緊急車両などを迅速に手配してもらうことが可能となります。

この『ヘルプネット』が、最近急増している悪質な”あおり運転”事件への対策として、今、再び注目されているのだそうです。

日産・新型デイズの『SOSコール』や、マツダ3の『マツダエマージェンシーコール』など、新型車に続々と『ヘルプネット』が採用されつつあるといい、しかも従来の『ヘルプネット』よりもさらに進化して、必要に応じてドクターヘリを派遣するD-Call Netにも対応した先進事故自動通報システム(AACN)』となっており、その他にも詳細な車両データも送信できるようになっているのだそうです。

このように、被害者救出の可能性を一段と高めることが可能となった『ヘルプネット』の新型車への採用が、今後は、ドライブレコーダーの搭載と共に、”あおり運転”への有効なベスト対策となるのではないでしょうか。

すぐには無くなりそうにはないあおり運転ですが厳罰化を求める声も大きく、政府の厳罰化の検討も始まっています。

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“あおり運転”で有効な対策『ドライブレコーダー』の貸与といった特約が、損保での契約件数を伸ばす。
“あおり運転”が急増して交通事故や事件が増加傾向となったことから、需要が大きく伸びた『ドライブレコーダー』を大手損保が顧客に貸与するなどの自動車保険の特約として組み込んだことから契約件数が伸びているようです。
車に搭載して車内外の様子を録画できる監視カメラのような役目を果たす為、今後はドライバーにとっては必須となる可能性が高い商品として注目を浴びています。
ここ最近は、逆にわざとゆっくり走って相手を怒らすことで、ドラレコに録画して動画サイトなどで晒すなどの『ドラレコモンスター』なる”あおらせ屋“なども出現しているといいますので、そのような『愉快犯』には要注意などといった注意報も出されているようです。