あおり運転指名手配の男逮捕へ 進む厳罰化と取り締まり強化!

あおり運転
ANN

茨城県守谷市の高速道路で起こったあおり運転で車を停止させた後に、被害者男性を5回も殴打しケガをさせた事件で、全国に指名手配をされていた宮崎文夫容疑者が8月18日に逮捕されました。

増えるあおり運転の被害に遭う人が少なくありません。
警察はどのように対策を取っているのでしょうか?

詳しく調査してみました。

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あおり運転で指名手配された男が逮捕

8月18日に全国に指名手配をされていた宮崎文夫容疑者が、大阪市内で逮捕されました。

大阪市内で逮捕

8月18日の午前に、大阪市の東住吉区の関係先で宮崎文夫容疑者を見つけ、傷害の疑いで逮捕しました。

殴打したことに関しては、「男性を殴ったことは間違いない」と容疑を認めているようです。
今後、動機についても取り調べが行われます。

宮崎文夫容疑者は、今回の事件の他にも愛知県や静岡県でもあおり運転をしていたということです。
警察は、その他にもあおり運転をしていたとして余罪を調べています。

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どんな処罰がされる?

では、宮崎文夫容疑者にはどんな処罰がされるのでしょうか。

道路交通法違反・暴行罪・傷害罪

あおり運転は、道路交通法違反に当たります。

さらに、宮崎文夫容疑者の場合は被害者男性に対してに殴打をしていることから、暴行罪や傷害罪も立件されるでしょう。

関連記事:あおり運転殴打の男女、逮捕後の刑罰はどうなる

今回は被害者は大怪我を負っていませんが、もし、死亡した場合には危険運転致死傷罪が適用されることもあるのです。

同乗していた女性も事情を聴いている

また、同乗していた50代の女性は、宮崎文夫容疑者が暴行をしている様子を自身の携帯電話で動画の撮影をしてました。

被害者男性によると「女性は笑いながら動画撮影をしており、このままだと殺されると思った」と恐怖体験を語っています。

この女性は、宮崎文夫容疑者の逃亡を手助けしたとして、犯人隠避の容疑で取り調べを受けているそうです。

しかし、笑いながら動画撮影をするというのは、人間性を疑う行為ですよね。
ネット上でも宮崎文夫容疑者と同罪だという意見が多数挙がっていました。

あおり運転の実態

無くならないあおり運転の実態は、どのようなものなのでしょうか?

約7割のドライバーがあおり運転をされた経験がある

ある保険会社の調査では、今までにあおり運転をされたことがあると答えたドライバーは何と、全体の7割以上に及びました。

関連記事:意外と身近?62.7%の人たちがあおり運転を受けたことがある

具体的な行為としては、「スピードを出すように車を接近された」や「ハイビームで威嚇された」や「クラクションで執拗に迫られた」といった行為が挙げられます。

また、一般道路よりも高速道路の方が、あおり運転の被害に遭う可能性が高いとも言われています。

あおり運転をされる原因

あおり運転の被害に遭う原因に、「追い越し車線を走り続けた」や「車線変更をした」を挙げることができます。

車線変更をする際には、後方の車をしっかりと目視し、安全な距離を保った上で車線変更をする必要があります。

そして、車線変更をした後はすみやかに元の左側の車線へ戻ることも大切です。

統計では、あおり運転をする車体の特徴として、セダンや大型車が多い傾向にあるようです。
ですから、そういった車が後方にいる場合は、無理な車線変更は避けるべきだと言えますね。

あおり運転の対策は?

処罰を厳罰化

2017年6月に東名高速道路で発生したあおり運転による死亡事故をきっかけに、これまでは走行中の携帯電話の操作と同様の処罰だったあおり運転を厳罰化する働きが行われています。

2018年1月から、危険なあおり運転には危険運転致死傷罪・暴行罪などを適用するようになりました。

また、大きな事故には至っていないものの、脅迫や暴行に対しては免許停止処分が課せられるようになったのです。

被害に遭ったらすぐに警察へ

あおり運転の被害に遭った場合に、警察へ連絡するという人はまだまだ少ないのが現状です。

あおり運転をされても、道を譲るや何もしないというドライバーが多いです。
しかし、今回ような事件に発展する前に、迅速に警察へ通報することで自分と同席者の身の安全を守ることができるのです。

ネット上の意見

あおり運転の厳罰化に関して、ネット上ではどんな意見が挙がっているのでしょうか?

まとめ

茨城県守谷市の高速道路で起こったあおり運転による殴打事件の容疑者が、大阪市内で逮捕されました。

車の普及率が上がる一方で、あおり運転の被害に遭う人の数も増加しています。
そのため、警察では危険なあおり運転と判断した際には、免許停止処分などの厳罰化を行っています。

あおり運転の被害に遭った際には、一刻も早く警察へ通報することが大切だと分かりますね。