15日にMGCが開催、その結果に基づき各2名の日本代表が決まり、残すは3枠目のみとなりました。
代表選考は少し複雑な仕組みですので、新たな選考方法となった、MGCの概要をここでおさらいし、3枠目がどのような展開になるかを解説していきます。
MGC結果速報、果たして代表3枠目は誰に?
MGCとは?
日本陸連は、2020年の東京オリンピックに向けて、新たな選考方法を生み出しました。
そこで重要になるのが、マラソングランドチャンピオンシップ(以降MGC)です。
2017-2018シーズン、2018-2019シーズンに行われた大会やワイルドカードで選ばれた選手が集うMGC。
MGCで男女各2枠の日本代表が決定するという重要な大会です。
男子、女子の代表各2名が決定
大会で優勝すると、自動的に日本代表に内定するMGC。
さらに、MGC派遣設定記録を突破した出場者もしくは不在の場合は2位の選手が内定するので、実質的には2位の選手も代表に内定と言えるでしょう。
9月15日に行われたMGCで、男子は富士通所属の中村匠吾選手が優勝し、2位のトヨタ自動車所属服部勇馬選手とともに日本代表に内定しました。
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一方、女子の部では、天満屋所属の前田穂南選手が圧倒的強さを見せ優勝しました。
2位は日本郵政グループの鈴木亜由子選手で、これにより二人が日本代表に内定することとなりました。
このMGCの結果を踏まえると、代表の3枠目がどうなるか気になるところですね。
三人目の日本代表はどのように決定?
MGCファイナルチャレンジがポイント
MGCファイナルチャレンジとは、男子・女子各3大会を通して派遣設定記録を上回り、最も速いタイムを出した人が代表に内定するものです。
なお、MGCファイナルチャレンジで派遣設定記録を突破する選手がいない場合、MGCの2位もしくは3位が内定することになります。
では、今回のMGCの結果を受け、3枠目はどのような展望になるでしょうか。
悩ましい決断を迫られる大迫傑
MGCファイナルチャレンジに参加すべきか否か
日本記録保持者として、オリンピックメダル獲得も期待される大迫傑選手。
しかし、波乱があり彼はまさかの3位でした。
大迫選手の場合、日本記録保持者ですので、彼の記録を抜かす選手がでなければ、大迫選手が代表に内定します。
しかし、全体的にレベルが上がっている日本選手。
大迫選手の偉大な記録もいつ抜かれるかわかりませんね。
それを踏まえると、大迫選手はさらなる記録向上のために、MGCファイナルチャレンジ参加も見据える必要があります。
しかし、その先のオリンピック参加も踏まえると余計なダメージは避けたいところですので、大迫選手も選択に悩むところですね。
MGCの予想外の結果は、代表3枠目の熾烈な争いの幕開けとなりました。
MGC結果と代表争いについて世間は?
結果に驚き?
今回のMGC結果、および代表決定に驚いた人も多く、3枠目を気にする声も多いようです。
今までの代表選考では前例のない一発勝負での選考であり世間の注目が高いレースでしたから、この声も当然でしょう。
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一方で、あくまで日本代表を決めるだけなので、オリンピック前に騒ぎすぎではないかという声もあります。
今回の前例のない一発勝負は日本でのオリンピックで何としてもメダルを取るための選考であり、オリンピックでどのような働きを見せるかを注目したいところです。
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MGCから一夜明けて、ニュースやワイドショーなどでいろいろと取り上げられています。でも、オリンピック出場権を得ただけで、本番で結果を出したわけではありません。そこは冷静に考える必要があると思います。#MGC
— ハットリ尊仙人 (@kbflhkaz) September 16, 2019
ランニング、昨日と今日で10キロちょっと。今日は夕方ちょっと涼しかった。昨日のMGCは驚きの結果だったなー
— エミ (@emitemit) September 16, 2019
MGCの結果見てると、世界と戦うためのレースしたのは途中失速した設楽だけってことかな?
他の選手は日本人の中で勝つためのレースで。— みたとわ (@mitatowa) September 16, 2019
3枠目は誰の手に?
熾烈な争いが始まる!?
今回男子は、大迫選手が3位という結果に終わりましたが、他にも設楽悠太選手など有力選手が揃っています。
また、女子も今回3位だった小原怜選手がそのまま内定できるのかも注目すべき点ですね。
これから3大会、男女ともに熾烈な争いが続くことでしょう。
以上、MGCの結果と代表3枠目について解説してきました。
内定候補については、必死な戦いですが、観戦する側としては大変面白みのある大会が続くでしょう。
メダル大会の暑き戦いを応援しましょう。