あおり運転後にエアガンまで発射の男が逮捕。罪状は? 9月8日発生した、愛知県の東名高速道路の上がり線で、黒いワゴン車を運転していた男が、前を走る車に”あおり運転”をした上に『エアガン』を乱射した事件で、愛知県警が、運転していた40歳の男を特定し、器物損壊容疑で逮捕状を取り、行方を捜査中でしたが、14日未明に、男が友人に付き添われて兵庫県尼崎市の警察署に出頭、器物損壊の疑いで逮捕されました。 警察の調べに対し、容疑を認めた男は、愛知県警に移動させられ、盗難車とみられるワゴン車の入手経緯と、同時期での他府県での似た”あおり行為”の事件との関連性について、警察からの詳しい聴取を受けることになりました。 |
あおり運転でエアガン発射の男が逮捕されました。このケースの罪状とは?
(※記事は現時点での情報であり、最新のものとは異なる場合があります。また、人物については、敬称略にて記載させていただいております。何卒ご了承願います)
今月(9月8日)発生した、愛知県の東名高速道路で、ワゴン車を運転していた男が前を走る車に”あおり行為“をした上に『エアガン』を発射した事件で、愛知県警が、運転していた40歳の男を特定して、器物損壊容疑で逮捕状を取って行方を捜査中でしたが、14日未明に男が兵庫県尼崎市の警察署に出頭したことから、そこで器物損壊の疑いで逮捕となりました。
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あおり運転の現場は、愛知県・東名高速道路の上がり線。
容疑者が運転していたワゴン車は、前を走る車に執拗にクラクションを鳴らすなどの”あおり行為”をした上でエアガンを発射したとされており、被害者の車は後部の4箇所に傷を受けたようです。
被害者の車の同乗者が撮影した動画などから、運転していた兵庫県尼崎市の無職・佐藤竜彦容疑者(40)が特定されました。
14日未明、佐藤容疑者は友人に付き添われて、尼崎市の尼崎東警察署に出頭し、器物損壊の疑いで逮捕されました。
あおり運転多発。エアガンまで発射する騒ぎに。逮捕されるも罪状はどうなるのか?
佐藤容疑者の供述。
後日、友人に付き添われて兵庫県の警察に出頭した佐藤容疑者は、調べに対して容疑を認めているといい、「追い越し車線で前を走っていた車が道を譲ってくれず、ブレーキを踏まれて腹が立ち、車内にあったエアガンで撃った」などと供述しているそうです。
被害者の男性は?
容疑者の男が逮捕されたことに関して、”あおり運転”とエアガン発射の被害を受けた男性(23)は、「仕返しが怖いなと思っていたので、やっと安心できます。このまま、ちゃんと罰を受けてもらって、こういうのが減っていくといい」と話しているようです。
あおり運転だけでは飽き足らず、エアガンまで発射。逮捕された男の気になる罪状とは。
ワゴン車は盗難車?
佐藤容疑者が運転していた黒いワゴン車は、事件の1時間余り、岐阜県瑞浪市の中央自動車道の路肩に燃料切れのために停車しているのが見つかったそうです。
このワゴン車自体は、数カ月前にさかのぼる2019年7月に、神奈川・横浜市内で盗まれたものだそうで、警察によると、愛知県内で”あおり行為”をした際とは別のナンバープレート、しかも登録されていないナンバーが付けられていたとのこと。
また、車内からは、ガスタイプのエアガン1丁と、およそ2,000発のプラスチック製の弾が見つかったそうです。
14日早朝、佐藤容疑者を愛知県に移動させた警察は、ワゴン車を入手した経緯や、7月から8月にかけて兵庫・神戸市や京都市で相次いだ同様の被害やトラブルによる通報が寄せられていることから、関連などを捜査するとしました。
あおり運転がなくならない。エアガン発射で鮮明化する男たちの”攻撃性”。逮捕されても罪状次第で物議をかもすかも。
逮捕容疑は”器物損壊”であり、軽い罪にしかならない。
14日放送の日本テレビ系『ウェークアップ!ぷらす』(土曜・前8時)で、今回の事件が報じられましたが、佐藤容疑者が友人に付き添われて警察署に出頭し、逮捕されたことについて、辛坊治郎キャスターは、「逮捕容疑は器物損壊ということなんですが、一言で言うと大した罪にはならないですね」と指摘したといいます。
“出頭”で罪が軽くなるのか。
ネット上では、罰則が軽減されるケースは”出頭”ではなく”自首”の場合だとされているとして、今回の東名高速での”あおり行為”とエアガン乱射男のケースにはすでに逮捕状が出ていますので”出頭”であって、罪の軽減は適用されないと断じています。
出頭…『犯罪の発生』と『犯人の素性』が警察に特定されている場合。
自首…『犯罪の発生』を警察が把握はしているものの、『犯人の素性』が特定されていない場合。
ただし、裁判になった場合には、自ら罪を認めた姿勢が評価され、結果的には減刑される可能性もあると言及しています。
厳罰化を求めるとすると、どのような罪状が追加され得るのか?
ネット上でも厳罰化を求める声が多く、Twitterでも、『免許剥奪』、『今後の取得を認めない』などの具体例が挙げられています。
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他にも、免許取得時の適正検査をもっと厳しい審査にするべきだとの声も挙がっていました。
また、あおり運転に対する自衛策としてドライブレコーダーの需要が急増しているようです。
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あおり運転にエアガンまで持ち出した男が逮捕。罪状に世間は納得する?
“あおり運転”に『エアガン』乱射男、世間の反応は?
落語家・立川志らく。
13日、TBS系情報番組『ひるおび!』(月~金曜前10・25)にコメンテーターとして生出演した立川志らく(56)は、黒いワゴン車が岐阜県内で燃料切れのため停車した時、岐阜県警に事情聴取を受けた容疑者が、トイレに行くふりをして逃げたとする情報に、「早く捕まえないと。街中で人にまで撃ってたりとか、とんでもない」とコメントしていたようです。
佐藤竜彦容疑者を知るという、作家・沖田臥竜。
「車上荒らしをしたり、覚せい剤をやったりとか、(エアガンで)タクシーを撃ったり、カラスを撃ったりするのが好き」
あおり運転にエアガン発射。逮捕された男の罪状について、賛否分かれる? 9月8日発生の、愛知県・東名高速道路の上がり線で、黒いワゴン車を運転していた無職の男が、前を走る車に”あおり運転”をした上に『エアガン』を乱射し、車を傷つけた事件が発生しました。 被害者の車の同乗者が撮影した動画から、愛知県警がワゴン車の40歳の加害者を特定し、器物損壊容疑で逮捕状を取り、行方を捜査中でしたが、14日未明には、容疑者は友人に付き添われて、兵庫県尼崎市の警察署に出頭し、器物損壊の疑いで逮捕されました。 警察の調べに容疑を認めた佐藤容疑者は、愛知県警に移動させられ、盗難車とみられるワゴン車の入手経路と、他府県で起きた”あおり運転”の被害やトラブルによる通報などとの関連性などについて、警察からの詳しい聴取を受ける予定です。 |