MGCで五輪代表決定 東京五輪のメダルは取れるのか

東京五輪 MGC
さんデジ

2019年9月15日にマラソングランドチャンピオンシップが、開催されました。
4人の男女が代表選手として内定しました。

これまでの代表選手の選出方法とは、違った方法を取りました。

これは勝つための戦略ということで、メディアでも注目されています。

東京オリンピックでは、メダルを取ることはできるのでしょうか?

詳しく調査してみました。

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男女4人の選手が内定

今回、マラソングランドチャンピオンシップで選ばれた代表選手を、ご紹介します。

男子

中村匠吾選手は、2010年の沖縄インターハイで5000mで、3位入賞しました。
さらに、5000mで同世代の最高記録保持者となります。

大学卒業後に富士通に入社し、2018年9月のベルリンマラソンでは、2時間1分39秒の世界新記録で優勝したのです。

服部勇馬選手は、2011年の青森インターハイ5000mで5位入賞をしました。

2014年に開催された第58回熊日30kmロードレースにおいて、優勝を果たして、学生新記録を更新しました。

大学卒業後は、トヨタ自動車へ入社し、2018年12月2日の福岡国際マラソンにおいて、2時間7分27秒で14年ぶりとなる日本人選手優勝を果たのです。

女子

前田穂南選手は、中学校から陸上を始めたそうです。
始めてすぐに、頭角を現しました。

高校3年時には1500mでインターハイ大阪府大会で優勝しています。
高校を卒業後は、現在所属している天満屋へ入社しました。

鈴木亜由子選手は、2014年に現在所属する日本郵政に入社をします。

翌年の2015年から第99回日本陸上競技選手権大会の女子5000mで、3位に入賞し、第15回世界陸上競技選手権大会では日本代表に選出されるなど、華々しい成績を残しています。

現在では、副キャプテンとしてチームを引っ張っています。

波乱のレース展開

今回のマラソングランドチャンピオンシップでは、波乱のレース展開となりました。

男子マラソンでは、前日本記録保持者の設楽悠太選手が、独走状態にあった15キロ地点から一転して、30キロ以降に失速をしてしまいました。

それにペースを乱されたのか事前の予想では大本命と言われていた大迫傑選手は後半伸びず3位に終わり、五輪代表を内定させる事ができませんでした。

関連記事:男子MGCが波乱の結果となった理由とは

女子マラソンでは、混戦が予想をされていましたが、前田穂南選手が、2位の鈴木亜由子選手に3分以上の差を付けて優勝をしました。

しかし、前田穂南選手はレース終了直後、脱水症状のため足がつりそうだと病院へ直行しました。

関連記事:女子MGC、前田穂南が独走Vもレース後に病院直行

今回のレースで男女それぞれ2枠目までの五輪代表が内定しました、最後の3枠目は今冬のレースの記録によって決定する事になります。

関連記事:MGC結果と今後の代表3枠目争い

これまでメダルを獲れない日本

メダルの獲得が難しいと言われている日本ですが、その原因には何があるのでしょうか?

低迷する男子マラソン

これまでの五輪の結果を見ても、日本の成績は良いものとは言えない結果でした。

前回のリオデジャネイロオリンピックでは、佐々木悟選手の16位が最高でした。

2012年のロンドンオリンピックでは、中本健太郎選手の6位でしたが表彰台までには遠い結果となっています。

全体のタイムは上がっていますが、トップのタイムは上がっていないためチームとして結果に繋がっていないのです。

そのため、今回の東京オリンピック代表選考会では、これまでにない選考方法が採用されました。

マラソングランドチャンピオンシップとは?

これまでのマラソン選手の代表選考会では、男女とも国内の主要3大会とオリンピック前年の世界選手権などの結果をもとに、3人ずつ代表を選出していました。

しかし、それでは不公平であると以前から議論を呼んでいました。

そのため今回の東京オリンピック代表選考会では、五輪本番と同様のコースを男子30人、女子10人が走り上位二人を代表に内定するというルールを採用しました。

選手にとって公平というだけでなく選考が明確でわかりやすい事からこのレースは多くの世間の注目を集めました。

五輪を前にしてマラソン人気の向上にも一役買ったと言えるかもしれません。

関連記事:MGC視聴率健闘 次回以降はどうなる

メダルは獲れるか?

これまでのレース成績のではなく、一発勝負というより本番に近い状態で試合に臨むこととなります。

そのため、重圧の中で自身実力をどこまで発揮することができるかという「調整能力」が問われて、レースの結果がすべてという客観性も確保されるようになりました。

代表に内定した選手は、五輪の本番と同様のコースを走り結果を出したという、プラスのイメージを持ったまま試合に出ることができるのです。

専門家は、メダル争いに近づけると見ています。

ネット上の意見

今回のマラソングランドチャンピオンシップについてネット上では、どのような意見が挙がっているのでしょうか?

https://twitter.com/setokaze_suzuno/status/1173061905377722368
https://twitter.com/ganarLmosa/status/1173418473554235392

まとめ

9月15日に開催されたマラソングランドチャンピオンシップで、男女4人の日本代表選手が内定しました。

これまでのレース結果をもとに選考するのではなく、一発勝負の戦いとなったマラソングランドチャンピオンシップ方式には、ネット上から注目が集まっていました。

これまでメダルは獲れないと言われていた日本ですが、今回のマラソングランドチャンピオンシップ方式を導入したことでメダル争いに参加できると専門家は見ています。

東京オリンピックへの期待が高まっています。