九州豪雨はなぜ毎年起きるんでしょうか?
6月28日に激しい雨が九州で降り始めてから、3日の午後10時までの総雨量は宮崎県えびの市で1075・5ミリ、鹿児島県、鹿屋市で873・5ミリ、同県薩摩川内市で834ミリ、熊本県、湯前町で610・5ミリに達し、記録的な大雨となりました。
この季節になると毎年九州は豪雨に見舞われてしまいます。
ここでは九州豪雨の原因や、災害レベルの豪雨について解説していきましょう。
気象庁は緊急会見で総雨量が西日本豪雨を上回る可能性があると発表
大雨特別警報についても言及
6月28日から7月3日までで、雨が降った量は1000ミリを超える地域も出ていて九州、鹿児島を中心に大雨が続いて住民からは不安の声が上がっています。
今回の大雨は6月28日から始まり、6日まで(9日間)継続する恐れがあるそうです。
甚大な被害をもたらした西日本豪雨に比べて、さらに長い期間、雨が降り続く可能性もあるようです。
こんなに長く雨が降ると気分も落ちて、会社や買い物など行きたくなくなってしまう天気ですよね。
西日本豪雨をおさらい
平成30年7月豪雨と気象庁が命名
平成最悪の豪雨被害をもたらした「西日本豪雨」ですが、2018年6月28日から7月8日にかけて西日本を中心に北海道や中部地方を含む全国的に広い範囲で記録された台風7号および梅雨前線などの影響による集中豪雨でした。
広島県、岡山県、愛媛県など被害はとても大きく、全体の死者は224名で、行方不明者8名、負傷者は459名と、自然災害の中でもたくさんの被害者が出てしまったのでとても心苦しかったです。
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毎年豪雨が発生する原因
梅雨前線が活発化
梅雨前線とは、春から夏に季節が変わる頃に冷たいオホーツク海気団と、暖かい小笠原海気団がぶつかってできる停滞前線のことを指します。
梅雨前線とは停滞前線の一つで、この梅雨前線が本格的に梅雨入りしたことを表す目印になるそうです。
日本列島をゆっくりと北上していき、これが過ぎると日本は梅雨明けをしたサインになりますが、今年はこの梅雨前線が活発化しすぎて大豪雨を引き起こしているようです。
毎年続く豪雨は地球温暖化の影響
気象庁気象研究チームが発表
この約40年間の地球温暖化の影響で、総雨量が気温上昇がなかった場合に比べて6.5%増えたかもしれないとシミュレーションをしました。
二酸化炭素など温室効果ガスが増えたために豪雨被害が毎年増えてきている可能性もあるようで、その被害は年々増加する恐れがあるようです。
確かに、ここ数年は夏はとても暑く、冬はとても寒くと昔に比べて少しづつ地球に変化が出てきているのかもしれません。
梅雨前線は九州から離れた
雨が止んでも”土砂崩れ”には注意
雨は止みましたが、これまでの大量の雨で地盤がかなり緩んでいて、土砂災害の危険度が今も高い状態が続いています。
土砂災害の危険度分布では、熊本から九州南部が「注意」で、鹿児島県の広い範囲から宮崎県の一部は「警戒」になっているので、これからの地域では、どこで土砂災害が起こってもおかしくない状況なので、山の斜面など危険な場所には近づかないようにしましょう。
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また、被害が出ていない地域の方も急な豪雨の対策もしっかりと備えとくのもいいかもしれませんね。
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これ以上、被害が拡大しない事を切に願います。