7payの不正利用で逮捕 今後捜査はどうなる

7pay 不正利用

電子決済7payが7月になって導入され、すぐに中国人籍の男性に不正利用される事態が続き、逮捕されましたが今後の捜査はどう進んでいくのでしょうか。

逮捕されたのは、いずれも中国籍の男で住所、職業不詳のジャン・ション容疑者(22)とワン・ユンフェイ容疑者(25)であることが分かりました。

調べに対して、ジャン容疑者は容疑を認めていますが、ワン容疑者は「詐欺には加担していない」と否認しているようで、今回は逮捕までの流れや今後の捜査について詳しく解説していきましょう。

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利用者になりすまして電子タバコを購入

【報ステ】『7pay』不正利用 中国人2人逮捕(19/07/05)

2人は3日に、東京都新宿区歌舞伎町のセブンイレブンで、

利用者になりすまして、電子タバコのカートリッジ20万円分をだまし取ろうとした疑いが持たれています。

決済を終えると「あとで商品を取りに来る」として一旦お店を出ましたが、その後不正に使われた記録に気付いた利用者が店側に相談し、通報を受け、警視庁が店で警戒していたところを、2人が戻ってきたため逮捕に至ったそうです。

報酬は1カートンにつき300円

容疑者2人は面識がなく初対面

同署によると、両容疑者に面識はなく、事件当日に初めて会ったようで、

両容疑者は中国で普及している通信アプリ、ウェイボーを通じて、共通の支持役から犯行を依頼されていました。

「銀行にいる人いますか?買い物すれば報酬がもらえます」との書き込みも見つかっているようです。

ジャン容疑者は指示役からIDとパスワードを伝えられ、「1カートンにつき、報酬は300円」などと説明された上に、電子タバコを購入するよう支持されたと供述していて、ワン容疑者は自動車の運転役だったそうで、日当が1万5千円を受け取る予定だったそうです。

日当が1万5千円は会社員などに比べれば高いですが、詐欺をして稼ぐ金額ではないような気がします。

国際的組織が関与している可能性がある

警視庁は今もなお実態解明を進めている

容疑者は7、8人分のIDとパスワードを使用していたことも判明しており、両容疑者は「指示のあった人物から報酬を約束された」と説明していて、犯罪グループのトップがいて中国のサイバー犯罪組織が関与している可能性もあり、中国からのIPアドレスで7payにログインした形跡があるようです。

店に行く直前にIDとパスワードを知らせて、パスワードを知らせたのは中国人というのも分かっているようで、今もなお警視庁は捜査を続けているそうです。

システム欠陥「2段階認証」してなった

今回は、中国人犯行グループが悪いですが、セブン側のセキュリティーの甘さも指摘されているのも事実です。

本来ならメールアドレス、生年月日、電話番号が分かると第三者がパスワードを変更できてしまうので、それを防ぐために「2段階認証」といって、パスワード変更時に、確認のメールのやり取りがありますが、「7pay」にはこれがなかったそうです。

記者会見で「2段階認証」を問われていましたが、小林社長はあたふたしていたので、恐らく”2段階認証”の事は知らなったと言えます。

社長が知らなくても、他にシステム開発の専門家がいるのでその方にお願いしとけばこんなに被害が拡大しなかったと思います。

必要な情報が示されずに小林社長のITリテラシーの低さを浮き彫りにした記者会見には批判の声が多いようです。

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今後の捜査はどうなる?

中国のサイバー犯罪組織を一刻も早く突き止める

2人の容疑者は実質”指示されて行なった犯行”だったので、主犯格ではないことが分かります。

主犯格が別に居て中国のIPアドレスだったため、主犯格も中国籍だとは思いますが、いまだに逮捕には至っていないので、これから調査や逮捕された2人に聞き取りをして1日でも早く主犯格を見つけ出すと思います。

詐欺をしていた2人は逮捕されましたが、トップ主犯格を見つけ出さないとまた被害が拡大しそうですね。