7payの会見 何が悪かったのか

7pay 7pay 不正利用

開始早々、不正利用被害を出してしまった7payの事件について、迅速にセブン・ペイ社は記者会見を開きましたが、あまり評判が良くないそうです。

事件後早い段階で被害者への返金の旨を会見で説明したにも関わらず、なぜ批判が出ているのか解説します。

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7pay不正利用の会見の評価が悪い?

開始早々起こってしまった7payの不正利用

近年、多くの大手企業が注目するQRコード決済システム。

今月より、セブンイレブンとライバルのファミリーマートもこのシステムに参入しました。

しかし、参入するや否や、ユーザーが7payのIDやパスワードを知られ、アカウントを乗っ取られる事態になってしまったのです。

既に、5,500万円以上が不正を疑われる取引に当たると発表されています。

事件発覚後、即座にセブン・ペイ社は7pay不正利用について記者会見を開きました。

しかし、一部ではこの会見の評判が良くないとの声があります。

セブン・ペイ側の記者会見

セブン・ペイの社長が会見

都内で行われた記者会見には、セブン・ペイの小林強社長、セブン-イレブン・ジャパンの宮地正敏執行役員デジタルサービス本部長、セブン&アイ・ホールディングスの清水健執行役員デジタル戦略部シニアオフィサーの三名が参加しました。

セブン・ペイ社だけでなく、関連会社のセブンイレブン側も参加している点や、それぞれの肩書きからも、いかに事態が深刻であるか伝わってきますね。

では、セブンイレブンの関連会社のそれぞれの重役が迅速に記者会見対応したにも関わらず、なぜ評判が良くないのでしょうか。

せっかく会見を開いたのに、何が問題だった?

全被害者へ補償すると説明

会見内で、セブン・ペイの小林社長は今回の不正被害の全被害者へ補償すると説明しました。

しかし、具体的な手続き方法は会見時に決まっていなかったことや、補償には被害届を必要とすることが評判を下げているようです。

7payの補償は実際にされるの?

技術に詳しい担当者が不在?

今回の不正利用の原因ははっきりしていませんが、他社の多くのコード決済サービスで利用されているSMS認証を採用していなかったことも原因の一つと言われています。

そして、会見をした方々があまり技術面には長けておらず、事件の本質を掴んでいないのではないかという印象を受けた人が多いようです。

7payの不正利用について早めに記者会見をしたのは、良かったもののこの先の展開が見えにくかったことが評価を下げた理由の一つだったのかもしれませんね。

今回の不正利用は7payのセキュリティの弱さが原因で、今のところは他社のモバイル決済の安全性は問題ないようです。

7payで大規模不正利用 他のモバイル決済は安全?

Twitterは会見にどう反応している?

ポイントは2段階認証

やはり、Twitterでも会見に対する評判は良くないようです。

特に、今回の不正利用の原因とも指摘される2段階認証が批判の中心となっていますね。

再度会見する可能性はあるの?

新規申し込みやチャージは停止中

現段階で、既にある残高分は利用可能ですが、新規申し込みやチャージの受付は停止しています。

原因の特定がされていない段階で、新規申し込みやチャージを可能にすると被害が拡大する恐れがあるため、無難な対応でしょう。

7pay、チャージ再開はいつ?

そこで、今後原因がはっきりし、救済方法も確定した時には再度会見する可能性もあるのではないでしょうか。

セブン・ペイ側には、まず会見より原因の究明やセキュリティの確立に努めて欲しいですね。

以上、7payの不正利用事件についての会見の評判が良くないことについて解説してきました。

迅速に会見し、返金することを説明したこと自体は良いことだったと思いますが、経営陣の技術面への知識を不安を感じたことが原因だったのでしょう。

近年、ネット決済やIT、AIなど以前は利用されていなかった仕組みが全ての業種で必要される時代になっています。

それゆえ、経営陣であれど最先端の技術をある程度知っておくことが必要であることを実感させられましたね。