7pay、チャージ再開はいつになるんでしょうか。
現在日本では、政府のキャッシュレス化促進の対策が検討されており、消費者税後は非現金による決済に対して還元も導入される予定で、キャッシュレス決済が注目を集めています。
そんな中、最近導入されたセブンーイレブンの決済サービス「7pay」が相次いで不正利用される事態が続いています。
なぜ、不正利用に繋がったのか、現在の「7pay」のサービス状況や、再開の目処など詳しく解説していきましょう!
7payとは?
セブン&アイHDのモバイル決済サービス
セブンーイレブンアプリ(iphone、Android)で使えます。
既存の電子マネーnanaco、お財布ケータイ搭載のAndroid、ガラケー(フューチャーフォン)でのみ利用可能でしたが、セブンpayはiphone、お財布携帯非搭載のAndoroidの両方で利用可能になっており、より一層ウイングを拡大していました。
重大なセキュリティー上の欠陥が見つかる
不正利用の被害者が増え続けるばかり
セブンぺいは7月1日にサービスを始め、安易に不正アクセスを招いてしまい、不正利用利用の被害は4日午前6時時点で、約900人、計約5500万円に上りましたが、未だに気付いてない方もいるようで、今後も被害者は拡大していくばかりになってしまいました。
被害の内容
7payで不正利用が発生。6万円以上の不正チャージと(ログオンできないから確認できないけど)不正利用。#7pay #不正利用 #サイバー犯罪 pic.twitter.com/p90XcSK1Jn
— 岬太郎 (@frogeye9999) July 2, 2019
第三者がなんらかの方法で「7pay」利用者のアカウントにアクセスし、本人になりすまし、登録されたクレジットカードおよびデビットカードを通じて当該アカウントにチャージを行いセブンーイレブン店舗で商品を購入する等の行為をしていたようです。
警察の捜査でコンビニで不正に7payを使用した中国人が逮捕されています。
せっかく始まった新しい決済サービスで、すぐに被害が出てしまうのはどこに原因があったんでしょうか。
不正利用によりカードチャージ停止
現在、クレジットカードおよびデビットカードからのチャージを停止していますが、セブンーイレブン店頭レジ・セブン銀行ATMでの現金チャージ、nanacoポイントからのチャージも停止していて、全てのチャージを一時停止しているようです。
また、「7pay」の新規登録についても停止しており、既にチャージ済みの金額については利用が可能ということです。
そもそも何故不正利用は行われたのか?
2段階認証を行なっていなかった
従来スマホ決済なら、安全性の根幹とも言える本人確認のなりすましを防ぐ為に広く用いられる「2段階認証」を行なわないといけないのですが、内容としてはスマホアプリで登録の際に本人認証で、会員登録時にスマホのショートメールに届く認証コードを入力しなければ、個人情報の入力画面に移行できないセキュリティ強化の為の策で、ほとんどのモバイル決算サービスでは使われていました。
しかし、セブンーイレブン・ジャパンではこの2段階認証を行なっていなかったとして認識の甘さを指摘されていました。
もし、2段階認証を行なっていたらここまで被害は拡大していなかったかもしれないと思うと、とても残念に思いますよね。
被害後の記者会見で見せた経営陣のセキュリティ意識の低さや被害の補償の不確かさに非難の声が殺到しました。
再開はいつになるのかは不明
7ペイで停止されているチャージ機能や、新規登録の受付が再開されるのはいつになるのかは、明らかになっていないようで、チャージ機能や新規登録が健全に再開されるには一定の期間がかかるのではと予想されます。
不正利用に伴い、より安全・安心なサービス提供を改善
セブンpayでは今後、2段階認証を導入し、チャージ一回あたりの上限額の見直しをする予定で、セキュリティー対策を検討する組織を作ったほか、セブンpayの利用に不正がないか監視する人員も増やしました。
しかし、今回の不正利用でセキュリティーの欠陥が見つかったセブン-ジャパンは加盟店はもちろん、顧客の信頼を失くしてしまったので、これから信頼を取り戻していくのにも時間がかかりそうですね。
これ以上被害者が出ないことを願っています。