テレビ番組で、爆笑問題の太田光さんが吉本芸人の闇営業をかばう発言をしたことが賛否両論を呼んでいます。
連日報道される吉本芸人の闇営業について、様々な芸人が各自の意見を発していますが、太田さんはどのような発言をしたのか解説します。
太田光が吉本芸人をかばったことで賛否?
MCを務める番組での発言が賛否両論となっている太田光
爆笑問題がMCを務めるTBS系情報番組「サンデージャポン」内で、吉本芸人の闇営業問題を取り上げた際の太田光さんの発言が賛否両論を起こしています。
太田さんは、「芸人はどこ行ってもダメだから芸人になっている」、「それなのにその場所を取り上げられると…」と話した上で、「芸人だけが反社会的勢力を見抜いて拒否できるか?」と発言。
それに対して、タレント兼女医の西川史子さんが「庇い過ぎ」と指摘、ネットでも批判が上がっています。
では、太田光さんの闇営業をかばう発言で賛否とは、具体的にどういうことなのでしょうか。
そもそもどんな主旨の発言だったの?
反社会的勢力を見抜けたかというのが発言のポイント
今回の太田光さんの発言は、吉本芸人の闇営業を全面的に庇うというよりは、「芸人だけが反社会的勢力を見抜けるのか?」というところにあります。
太田さんの論理としては、「パーティーはまだ問題の集団が警察に逮捕される半年前のことで、コンプライアンスが厳しいはずの高級ホテルすら彼を受け入れている状態」で、芸人だけに見抜いて拒否させるのはどうかといったものです。
確かに、一理ある理屈ではありますよね。
では、太田光さんが闇営業をかばう発言をしたことで、どんな賛否が生まれているのでしょうか。
番組内での他の出演者の意見
西川史子、杉村太蔵の意見
冒頭で述べたように、西川史子先生は太田光さんの発言に「かばいすぎ」と釘を刺しています。
その上で、太田さんの論理に対して、「事務所を通せばわかる」と主張しています。
一方、元衆議院議員の杉村太蔵さんは、太田さんの意見に近く、「半年後に逮捕だから、その時点で判断できたかはもう少し冷静に見るべき」という主旨の発言をしています。
このように、既にテレビ番組内でも、太田光さんの闇営業をかばう発言に賛否が出ていたようですね。
実際、どんな意見がネットで飛び交っている?
Twitterでも賛否両論だった
やはり、Twitterでも太田光さんの闇営業をかばう発言に対して、賛否両論が起こっています。
そもそも、芸人が見抜けるかではなく宮迫さんたちが嘘をつき始めたことが発端という声や、太田さんのスッキリした意見にカッコいいという声もあります。
また、後に述べる太田さんの宮迫さん個人に対する別の発言もさらに議論を巻き起こしているようです。
太田光
「何で芸人だけがこいつら反社会だって見抜いて拒否出来るの」https://t.co/nkjWI72Bhnこうなってるのは宮迫や田村亮が「お金は絶対貰っていない」と嘘をついたから。
宮迫に限っては嘘をついたことは一切謝罪しなかった。
太田も何とかして社会の風潮のせいへと論点をずらそうとしている。— gfx-8 (@gfx82) June 30, 2019
今日の太田光さん ものすごくかっこよかった! だから爆笑問題の漫才は面白いと感じました。
— SUGAWARA (@lure_ozisan) June 30, 2019
実は番組では、宮迫に対する批判も繰り広げていた
お笑いに熱い太田光が芸人なのに熱唱したことに激怒?
実は、太田光さんは宮迫さんを全面的に擁護していたわけではなく、むしろ痛烈な批判もしています。
太田さんにとっては、お笑い芸人である宮迫さんが闇営業先でネタを披露するのではなく、「歌」を披露していたことに問題があるようです。
その上で、「プロ意識があるならあそこで(歌で)金をもらわない。逆にネタをやっていれば金をもらうのが芸人」という主旨の際どい発言もしました。
これに対して、番組に出演していたデーブ・スペクターさんは「今は事情が違う」とツッコミを入れています。
謹慎中の芸人がテレビに「闇営業に詳しい」コメンテーターとして出たりして
— デーブ・スペクター (@dave_spector) June 28, 2019
以上、太田光さんが闇営業をかばう発言をしたことで賛否両論が起こっていることについて解説してきました。
今回の問題は「闇営業」、「反社会的勢力」、「吉本芸人」、「吉本興業」など様々なキーワードが複雑に絡み合っているがゆえに根が深く、お笑い芸人からも様々な意見が飛び交っています。
それゆえ、今回の太田さんの発言も賛否両論となったのでしょう。
それにしても、宮迫さんは問題の場で、くずの「全てが僕の力になる」を熱唱していたわけですが、「宮迫さんの後輩芸人」で「くずの相方」、そしてこの名曲の「作詞・作曲を担当」した山口智充さんはこのことについてどう思っているのでしょうね。