吉木りさ、歌手への復帰はあるのか? 演歌歌手としてデビューしたは良いけれど、2曲目以降から、民謡とはかけ離れた楽曲ばかりが先行し、歌い方をそのものを矯正せざるを得なかった…。 そんな彼女の、停止した歌手活動は、いつ復帰となるのか? |
吉木りさ、歌手としての復帰は? その知られざる歌唱力。
歌手としての活動。
元々、グラビアアイドルとして活動してきた吉木りさ(31)。
平行して、2008年から歌手としての活動もされてきていますが、デビュー自体は、徳間ジャパンコミュニケーションズから出している「夜桜お七」のカバー曲であり、つまり、小さい頃から憧れてきたJPOP歌手ではなく、演歌歌手としてのデビューでした。
なぜ演歌歌手に?
千葉県出身だという吉木りさ。
最初はもちろん、歌の養成所のような所に通いたかったのだそうですが、あいにくと地元には、近所にそれらしき教室はなく、あるのは民謡教室のみ。
歌が習えるならと、そのお年寄り率の高い民謡教室に、素直に通うことになったようです。
それがきっかけだとなると、演歌歌手になってしまったのも分からないでもないですね。
小学4年から高校3年まで、唯一続いた習い事。
母親が演歌や民謡好きだったこともあるせいか、やっていくうちに、すごく好きになって、どんどんハマッていくという熱中ぶり。
好きこそものの上手なれと言いますが、この民謡教室通いが功を奏して、彼女は芸能界に入りました。
結果オーライです!
一見、ラッキーウーマンにも見えますが、歌が大好きな吉木りさの実力というか、小さい頃から積み上げてきた彼女の歌唱力が、中学での地域大会での優勝に繋がったように、高校1年の春には、所属事務所「フィットワン」に、原宿でスカウトされることに繋がったのでしょう。
現在の活躍。
中学2年の時に受けた「モーニング娘。LOVEオーディション21」で落選した後、所属事務所「フィットワン」にスカウトされた彼女は、約2年間のレッスンを経て、演歌歌手デビューを果たしました。
若くて美人さんなせいか、演歌歌手としての活動よりも、映画・ドラマなどへの出演や、ラジオ・テレビなどのバラエティー方面への露出が多く、マルチタレント的な活躍をしています。
ラジオ番組でも、「ラジオとは何でしょう」との質問に、「あなたと私が心の奥底からつながれる手段だと思います」と答えるなど、すっかり芸能人としての活動にも慣れてきたようです。
吉木りさ、歌手としての復帰は? オタクに睨まれたオタク。
歌手としての経歴。
個人でリリースしたシングルCDは、計4枚。
「夜桜お七」「Destin Histoire」「ボカロがライバル☆」「世界は教室だけじゃない」
(2008~2012年に発売)
ユニットとしてリリースしたシングルCDは、計2枚。
キャンパスナイターズ「エロくないのにエロく聴こえる歌~しこたまがんばれ!~」
吉木りさ&ヒャダイン「シフトと時給と、ついでに愛をとりもどせ!!」
(2010~2013年に発売)
リリースしたアルバム、計3枚。
「Poche」「ペントミノ」「CRA海物語AQUA with 吉木りさ SONG COLLECTION」
(2012~2014年に発売)
個性的と呼べる趣味。
現在の旦那である俳優の和田正人(39)と、2017年に結婚。
それを機に、グラビアの一線から退くことになる吉木りさだが、実は、彼女には強烈な趣味があるようです。
自宅には1000冊以上のコミックの山があるという、周辺では有名なアニメ好きの、コスプレ好き。
アイドル好きでもある自分は「オタク」だとも公言しているようで、演歌からアニメソングまで、幅広いジャンルを歌いこなす彼女にしてみれば、空気を吸うように自然なことなのでしょう。
ただ、強烈と形容できるのが、ボーイズラブと呼ばれるジャンル。
ご年配の方たちには理解されづらい領域で、男同士の同性愛を描くコミックやアニメなどのことです。
腐女子に好まれる、このジャンルを、演歌歌手としてデビューした吉木りさも好きなようで…。
ただ、てっきり腐女子ウケするのかと思いきや、「ナマモノ=実在する人物同士の同性愛」を地上波で話してしまったことが原因で、今でも「世の腐女子たち=オタク共」から睨まれているのだとか。
こういった分野で、彼女の歌手活動が軌道に乗らないのであれば、なんらかの改善の余地があるのかもしれません。
吉木りさの、歌手としての復帰に期待する人々。
カラオケバトルで優勝!
5月5日に放送された「THEカラオケ★バトル【芸能界隠れ歌うま王決定戦】」(テレビ東京系)。
これに出演した吉木りさが優勝し、大変な話題となりました。
芸能界において「隠れ歌うま」とされている8人が集まり、トーナメント形式で優勝を争うバラエティ番組のことで、吉木りさは1回戦で「津軽海峡冬景色」を歌い、対戦相手のタレントのLiLiCo(48歳)、歌手になる為に来日したという映画コメンテーターを撃破しました。
この番組で審査員だった2人は、このように、吉木りさの歌声を絶賛しています。
久本雅美「吉木さんがこんな上手いなんて知らなかったから、感動した」
堀内孝雄「最高でしたね。もともと民謡やってらっしゃったから、ところどころの節の入り方が、やはりやってないと」
他の人々の絶賛の声。
過去、彼女とユニットを結成してシングルCDをリリースしたヒャダインは、吉木りさの歌声を「高音は突き抜けるようで爽やかさがある」と評価し、声質については「耳通りが良くてツーンと突き刺さる」「歌声としてキャッチ―」とベタ褒めしています。
是非またプロデュースしたいとヒャダインに言わしめた吉木りさ。
令和で再始動するのか?
少なくとも、大勢の人々に復帰を望まれていることは、彼女にも届いているはずです。
吉木りさ、歌手として復帰したい気持ちはある? ない?
長年民謡を習ってきた吉木りさは、最初こそ、演歌歌手としてデビュー曲を発売しましたが、その後、2曲目以降にリリースされた楽曲は、民謡とはかけ離れたものばかりで、歌い方を根本から変更しなければならなかったと、苦労したことを口にしています。
民謡には独特の言い回しがあり、それが子供の頃から身についてしまっていたからです。
この重大な変更が、彼女の歌手としての活動にどの程度影響したかは分かりませんが、復帰が滞っているとするなら、初心に戻るのも1つの手ではあるでしょう。
次に彼女が新曲を出したなら、誰が一番、喜ぶのでしょうか?
吉木りさ、歌手に本格復帰なるか?
美空ひばりを神だとのたまう、そんな吉木りさは、現在、歌手としての活動は途絶えてしまっているようです。
でも、周囲はそんな彼女を手放しません。
NHKのEテレ子供向け番組「コレナンデ商会」では、キーウィというキャラクターの声を務めています。
NHK-FM放送では、51年続く長寿ラジオ歌番組「日本の民謡」の後継番組「タミウタ」の司会にも起用されました。
このように、彼女の歌手としての復帰を望む人々は、多いはずです。
後は、本人の、本格的再始動の意志があるのかないのか、といったところなのではないでしょうか。
それとも他に、なにがしかの障害が、目の前に立ちはだかっているのでしょうか?
吉木りさ、歌手としての復帰の可能性は、あるようで、ないかも。 ご結婚もされて、幸せならそれで良し、みたいな雰囲気が漂っているせいでしょうか。 このまま復帰無しなのかな、とも思えなくもありませんが、カラオケ好きで、歌に携わる仕事も積極的にこなしているとのことですので、歌からは離れたくないようです。 彼女のやる気が出るのを、ファンは待つしかないのでしょうね。 |