N国立花代表に詐欺の疑い 立花孝志は信用できる人物なのか

N国党代表 詐欺 信用 ひとり放送局の株券の画像 N国党 立花孝志
出典元: ひとり放送局が発券していた1口1000円の株券 (C) 文春
N国党代表が詐欺疑惑?文春記事、信用できる?
N国党(『NHKから国民を守る党』)の党首・立花孝志参院議員(52)が、代表取締役を務める『立花孝志ひとり放送局株式会社』が発券した株式に、詐欺行為の疑いがあるとの週刊文春の記事が出ました。
これを受けて、立花党首が「~の疑い」という形をとればどんな記事でも書けるのかと文春側の姿勢を批判した上で提訴の意向を示しました。
8月20日に、『週刊文春を名誉毀損で提訴してくれる弁護士を募集しています』と題したYouTube動画をアップし、着手金30万を提示。
橋下徹弁護士向けの動画もアップするなど、本格的に週刊文春を提訴する予定のようです。
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N国党代表が「ひとり放送局」の株式を巡り詐欺の疑いアリ。信用できるのか?

(※記事は現時点での情報であり、最新のものとは異なる場合があります。また、人物については、敬称略にて記載させていただいております。何卒ご了承願います)

N国党(NHKから国民を守る党)の党首・立花孝志参院議員(52)が、代表取締役を務める立花孝志ひとり放送局株式会社』(以下ひとり放送局)発券した株式に、詐欺行為の疑いがあることが分かったようです(『週刊文春』による取材)。
同社はYouTubeに動画をアップして稼ぐシステムとなっています。

関連記事:N国代表がYoutubeの収入を公開 驚きのYoutube徹底利用

立花党首が週刊文春を名誉毀損で提訴の予定?

『N国・立花党首「ひとり放送局」に詐欺行為の疑い』という週刊文春デジタルに掲載された記事を受けて、8月20日、立花党首がYouTubeに、以下の動画をアップしました。

週刊文春を名誉毀損で提訴してくれる弁護士を募集しています

週刊文春を名誉毀損で提訴してくれる弁護士を募集しています

立花党首の言い分。

~の疑い」という形をとればどんな記事でも書ける文春の姿勢を批判しているようです。

提訴の意向にて、着手金30万でどなたか弁護士を引き受けてもらえないかと募集を行っていたようです。

可能ならば『顔出し』で解説を行ってくれる方が望ましいとのことで、先日YouTubeデビューを行ったばかりの唐澤貴洋弁護士に呼びかけを行う場面もみられるようです。

その後、「弁護士といえば、橋下徹さんがいる」と気づいた立花党首は、橋下徹弁護士に向けた動画もアップしていた次第だそうです(提示した着手金の額がケタ違いです)。

橋下徹弁護士様着手金1000万円で週刊文春を訴える裁判の原告代理人を引き受けて頂けないでしょうか?

橋下徹弁護士様着手金1000万円で週刊文春を訴える裁判の原告代理人を引き受けて頂けないでしょうか?

出典元: 「週刊文春をぶっ壊す!」N国党・立花孝志党首が文春を名誉毀損で提訴の意向 唐澤貴洋先生に弁護を依頼!? (C) ガジェット通信

N国党代表が詐欺の疑惑。信用に傷がつくのか?

「ひとり放送局設立当時(2012年9月)から、立花氏は動画上で同社の株主を1口1000円で募集昨年2月までに5000万円の資金を集め終え、株主募集は終了しました」
出典元: N国・立花党首「ひとり放送局」に詐欺行為の疑い (C) 文春オンライン

N国党代表 詐欺 信用 ひとり放送局の株券の画像

出典元: ひとり放送局が発券していた1口1000円の株券 (C) 文春

集めた資金はどこへ行ったのか?

登記簿を確認すると、資本金は設立7年後の現在も、当初の150万円のままで増資が登記された形跡は一度もなく、複数の株主に聞いても、株主総会も一度もなければ配当もないとのこと。

株券を発行しているにもかかわらず、集めた資金は実際には立花党首への貸付金として処理されているようです。

消費者問題に詳しい紀藤正樹弁護士が指摘する。
「株主募集と称してお金を集めたにもかかわらず、増資もせず、株主としても扱わないというのであれば、詐欺行為になる可能性があります」
出典元: N国・立花党首「ひとり放送局」に詐欺行為の疑い (C) 文春オンライン

株式を巡る詐欺疑惑に対する立花党首の回答。

このことについて本人に質問すると、立花党首は、「週刊文春をぶっ壊す!」というタイトルで、YouTubeに動画をアップし、そこで、このように本人による回答がなされたようです。

「会計処理上は、5000万円を立花個人がお借りしていますが返金の要請があれば直ちに返しています違法ではない

N国党代表 詐欺 信用 立花孝志参院議員の画像

出典元: 立花孝志参院議員 (C) 共同通信社

N国党代表が詐欺疑惑に揺れる。信用を失う可能性はない?

N国党・立花孝志党首とは?

正直さにこだわってきた性格のようで、1986年NHK入局試験では、「我が家は受信料を払っていません」と正直に言って採用されたといった経緯があるようです。

その後、NHKでは”優秀な経理”として現場スタッフから重宝されたといい、東京本社のスポーツ報道センターへ異動となったようです。

2005年4月、NHKの不正経理を内部告発。

NHKのオリンピック不正経理を、週刊文春に実名・顔写真入り』で内部告発した立花孝志は、19年間務めたNHKを依願退職。

内部告発したら、全員電話に出なくなった廊下ですれ違っても話もしてくれない辞めざるを得ない状態。38歳のとき僕が放った文春砲は不発だった」(立花孝志・2018年8月14日配信 「 立花孝志51歳の過去と未来について 」)
出典元: 「数字を持っているから叩きます」N国党・立花孝志党首の本当の恐ろしさは“緻密な戦略”にある (C) 文春オンライン

退職後は”パチプロで稼ぐ”という破天荒さ。

NHK退職後は、ジャーナリストになる道を見据えつつ、とりあえず夫婦で月100万を稼ぐパチプロに転向したそうです。

パチンコの出玉と確率を数値化して稼ぐのだそうですが、週刊誌にパチンコ指南の連載を持ったそうです。

間接民主主義の限界を訴える。

「私は直接民主主義がベストとは思わないが、ベターだと思っている」(立花孝志・2019年8月2日 日本外国特派員協会・記者会見)
出典元: 「数字を持っているから叩きます」N国党・立花孝志党首の本当の恐ろしさは“緻密な戦略”にある (C) 文春オンライン

そう話すのは、既存の政治家にNHKへの不満を託しても、その不満が解消されなかったからのようです。

2012年には、マニフェスト不履行で野田元首相を裁判に訴えたのだとか(1審・2審ともに棄却)。

「立花さんは最初から『私の目標は6年後の参院選で1議席取ること。そのために今から参院選までのすべての選挙スケジュールを調べています』と言っていました。選挙に初めて立候補し、落選した直後ぐらいの時ですよ。変な事言うなと思っていました。でもその2年後に、船橋市議選で当選したんです。そして1年で市議を辞めて、東京都知事選に立候補しました」(フリーランスライター・畠山理仁さん)
出典元: 「数字を持っているから叩きます」N国党・立花孝志党首の本当の恐ろしさは“緻密な戦略”にある (C) 文春オンライン

N国党代表が詐欺疑惑。信用失墜をどう払拭する?

「私が職員をしていたころ、NHKに対する不満は3つだけだった。1つ目は大阪府知事と一緒で、あそこが払ってないなら私も払わない2つ目は見ていない3つ目は番組内容が嫌い今は4つ目、”集金人が怖い”が追加されている」(立花孝志・2019年8月2日 日本外国特派員協会・記者会見)
出典元: 「数字を持っているから叩きます」N国党・立花孝志党首の本当の恐ろしさは“緻密な戦略”にある (C) 文春オンライン

立花党首は、『NHKから国民を守る党』という党名からも分かる通り、NHKへの不満から立候補した政治家であり、カラーがハッキリしています。

「私のような人間が当選するのは、あまり好ましい事ではないと思っている。いわゆる潰すとか、スクラップする人間。でも多くの方が、NHKの問題に関心を持たれた。私が一旦NHKを潰すことによって、新しいものを作っていく事を国民の多くが望まれたのだと思っています

我々政治家の多数決ではなく国民の多数決にすればNHKのスクランブル放送は多数派になると確信してます

N国党・立花孝志党首の恐ろしさ。

数字を持っているから叩きます」と言い切る立花党首。

マツコ・デラックスに絡んだのも、彼女(彼)が、数字を持っているからなのだそうです。

関連記事:N国党、マツコとの騒動で大幅収入増

このような炎上商法の様な活動手法には著名人、一般人を問わず非難の声も上がっています。

関連記事:太田光がN国党代表を酷評するもN国党代表は感謝

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立花党首は、自分なりに選挙を数値化・研究し、それが正しいか実践するほどの徹底ぶりな政治家として注目を集めているようです。

実践した例として挙げられているのは、供託金300万円を払って、話題になる奇抜な政見放送をやったことや、知名度を上げてから当選確率の高い選挙に立候補したことなど。

他の立候補者への研究も熱心だそうで、2014年の大阪市長選挙ではマック赤坂の選挙ボランティアにも参加しているのだそうです。

その彼が、「僕にあるのは選挙のテクニックだけ」と話し、「選挙は数字。実は少数派でも当選する方法がある」などとも語ったことがあるようです。

それにしても、彼が問題視されればされるほど、『何が』起こるか?

反対勢力が出てくれば、他の政党のマニフェストに伝播するといいます。

つまり、反対勢力が出てくるなら、早ければ早いほど、N国党としては対策を練りやすい訳です。

そうして、また次の戦略へと繋がっていくわけなのですが、立花党首が見据えるのは、やはり「NHKをぶっ壊す!」というハッキリした目的の成功にあるのでしょう。

この点が、立花党首のことを恐ろしい政治家だと論じる一部がいる所以のようです。

N国党代表が詐欺の疑惑あり。信用を取り戻すには、議員としての務めを果たすしかない。

国政政党として『NHKをぶっ壊す!』

2019年7月の参院選で1議席を獲得したN国党(『NHKから国民を守る党』は、地方議会ではすでに28議席が当選)。

その後、元『日本維新の会』の丸山穂高衆議院議員が入党。

旧『みんなの党』代表・渡辺喜美参議院議員とは統一会派を組んだようです。

今後も党勢を拡大させるために、色んな人々に協力を呼びかけるようですが、本人曰く、「正直早く辞めたい。できるだけ早く。ぼくはスクランブル放送を実現できたら辞めると宣言してます」。

NHKの”傲慢さ”への、不支持の増加。

2019年7月24日、NHKの木田幸紀放送総局長が定例会見を開き、N国党(『NHKから国民を守る党』)が、参議院選挙で1議席を獲得した上で、政党要件を満たしたことについて、「1つの民意」と見解を述べたようです。

ただ、同党が、契約者のみが放送を視聴できるとする『スクランブル化』を目指していることについては、「NHKが果たすべき公共的役割や機能を根本から毀損する恐れがある」と不快感を示し、「公共放送の役割や受信料制度の意義について十分ご理解いただけるよう、今後もしっかり説明したい」と、明確な『拒否』の姿勢を顕わにしたといいます。

これを受けて、ネット上では批判が噴出したようです。

そもそも放送法を遵守した中立な番組を放送してない

「NHKが果たすべき公共的役割や機能を根本から見直そうという動きを理解していない」

法を見直そうという議論をしている。権益を守りたいだけ」

「公共メディアと言いながら、借金取りのような押し売りをしている。国民にはNHKと契約しない権利があるはずだ」

NHKの受信料とは、新しいマンションの部屋を契約した時に、共益費などが強制的に搾取される物件があるように、この国で暮らす、生きる、というだけで”もれなく”支払い義務が生じる必要経費なのだろうか。

ただ、NHKの受信料を”喜んで払う人は誰もいない”とみる人々が大勢いるようです。

関連記事:NHKスクランブル化が実施されても、現状通り契約を続けるという人は3分の1に満たない29.2%

N国党代表が詐欺疑惑の記事を書かれ、”信用”を取り戻すべく、名誉毀損で週刊文春を提訴の意向
N国党・立花孝志党首が、代表取締役を務める『立花孝志ひとり放送局株式会社』が発券した株式に、詐欺行為の疑いがあるとの記事を書かれて、「~の疑い」という形をとればどんな記事でも書ける週刊文春側の姿勢を批判し、弁護士を雇って『名誉毀損』で提訴する意向を示しました。
株式で集めた資金は、返金の要請があれば直ちに返しているとし、「違法ではない」とした立花党首は、8月20日、『週刊文春を名誉毀損で提訴してくれる弁護士を募集しています』と題したYouTube動画をアップし、着手金30万を提示したようです。